缶コーヒーの知らない話

こんにちは、ナヤキコーヒーです。

今月は私たちに一番身近な缶コーヒーのお話です。

缶コーヒーのはじまり

現在では、街のいたる所で自動販売機を目 にしますが、日本の缶コーヒーは何時頃に 生まれたのでしょうか?

驚くべき事に缶コーヒーを発明して、世の中に知らしめたのは企業ではなく個人だったのです。
1965年(昭和40年)に島根県浜田市の〈ヨシタケコーヒー店〉店主の三浦義武氏が、三浦とミラクルから名を取って〈ミラ・コーヒー〉いう商品名で缶コーヒーを発売しました。これが日本最初の缶コーヒーと言われております。
200g、砂糖入りミルクなし80円という値段で日本橋三越で発売され、やがて関西を中心に約3年間販売されていましたが、資金繰りの悪化で製造中止となってしまいました。
製品自体は、半年後に開封しても濁らず、沈殿もせず美味しく飲めたらしく、大変高い技術力で作られていたようです。
ミラ・コーヒーが生まれてから4年後の、1969年(昭和44年)に今もお馴染みの上島珈琲本社が、コーヒー牛乳よりヒントを得て〈UCC ミルク入りコーヒー 〉を発売しました。砂糖、ミルク入り70円で当時の喫茶店の珈琲と同じくらいの価格だったようです。
これが企業が販売した初めての缶コーヒーでありました。


(1958年12月、外山食品という会社から〈ダイヤモンド 缶入りコーヒー〉(200g100円)が発売されていたという記録が残っており、これが日本最古の缶コーヒーという説もあります。また、ウィキペディアによると、世界初の缶コーヒーは1876年に「チェイス・アンド・サンボーンカンパニー」という会社が開発したらしいですが、詳細は不明です)