ゲイシャの話

こんにちはナヤキコーヒーです。

今回は【ゲイシャの話】です。

ゲイシャというと何を想像しますか?
日本人の多くは「芸者」を思い浮かべるかも知れません。

しかしコーヒーの世界にも「ゲイシャ」は存在します。
しかも数多くのコーヒー銘柄の中で、最も優れているとも言われています。

ゲイシャとはコーヒーの栽培品種のことを指していて、エチオピア南部にあるゲシャという地域に自生していたことからゲイシャと呼ばれるようになりました。
日本で言うと、イネ(お米)を分類するあきたこまちやひとめぼれといった品種が、コーヒーでいうゲイシャ種にあたります。

このゲイシャ種ですが、1950年代に中米などの様々なコーヒー豆がコスタリカに集められて研究が行われていました。
そして1963年、パナマでコーヒー農園を営んでいた男性が、コスタリカからゲイシャ種をパナマに持ち込んだのがパナマ・ゲイシャの始まりです。

ゲイシャ種は育てにくい品種ではありましたが、もともとの原産国エチオピアによく似た気候風土のパナマでは、ゲイシャ種がうまく根付くことができたのではないかと言われています。

世界最高峰と呼ばれるパナマのエスメラルダ農園で作られているゲイシャコーヒーは、余分な雑味はなく酸味が程よく効いていて、最も美味しいコーヒーとも言われています。

パナマのゲイシャコーヒーは、世界中において高値で取引されているため、なかなか口にすることは難しいですが、それでも、コーヒーの最高峰であるゲイシャを味わいたいという人はたくさんいるのです。

コーヒー界のゲイシャは、パナマコーヒーの代名詞です。