世界で一番高価なコーヒーは?

こんにちは、ナヤキコーヒーです。

今月のコーヒーブレイクはこちらです。

『世界で一番高価なコーヒーは?』

コピ・ルアク(インドネシア語 Kopi Luwak )と呼ばれる豆があります。
ジャコウ猫にコーヒー豆を食べさせて、その糞から未消化のコーヒー豆を集めた物で、「コピ」はインドネシア語でコーヒー、 「ルアク」はマレージャコウネコを指します。
独特の香りを持ち、産出量が少ないので、高価で販売されています。

コピ・ルアクはインドネシアの島々(スマトラ島やジャワ島、スラウェシ島)で作られていますが、フィリピンや南インドでも採取され、特にフィリピン産のものは、野生のジャコウネコの天然物だけを使い「カペ・アラミド」(Kape Alamid)と呼ばれ、コピ・ルアク よりも更に高値で取り引きされています。

動物絡みのコーヒー豆では、サルが関与したコーヒーが台湾にあります
台湾の高地で栽培されるコーヒーの木の豆を野生のタイワンザルが食べ、種子のみを吐き出したものを集めて、コーヒーとしたもので、これも大変希少価値がある為、極めて高額で取引されています。

さらに、タイにはゾウの糞から回収生産される「ブラック・アイボリー」(Black Ivory)という豆があります。

ゾウの消化は 30 数時間で行われますが、コーヒー豆を消化することはできず、コーヒー豆に含まれるタンパク質のみが消化されます。これにより蛋白質由来の苦味が消えた豆が生まれます。
このため、ブラックアイボリーは、なめらかな口当たりと強い香りとなるのです。

ジャコウネコ vs タイワンザル vs ゾウ とは、なかなかスゴイ対決ですが、現在の日本では、どうやらゾウ由来のブラックアイボリーに分があるようです。

その風味はチョコレートに例えられることが多く、100gで3万円を超す値段が着いたりしています。