コーヒーの起源

こんにちは、ナヤキコーヒーです。
今日のコーヒーブレイクはコーヒーの起源について…。

コーヒーの起源についてはアラビア説とエチオピア説の二大伝説があるのですが、今回はアラビア説をご紹介させて頂きます。

〈オマールの伝説〉

イスラム教の若き僧侶シェーク・オマールは、イエメンのモカで王女を祈祷によって病気から救いました。
ところが、王女に対し恋心を抱いたと、王は怒り、オマールをモカから追放してしまいます。

オマールが食べる物も無く山中を彷徨っている時、美しい小鳥達が激しくさえずりながら赤い実をついばんでいるのを見つけました。

彼はその実を食べてみて、さらにはたくさん摘んで洞窟に持ち帰り、鍋で煮込んでみました。
すると、素晴らしい香りのスープが出来上がり、それを口にしたオマールの身体には、たちまち精気が満ち溢れたのでした。

これがコーヒーの発見で、西暦1258年の事だと言われています。

その後、オマールはこのスープの効用で多くの病人を救い、許されてモカの街にも戻ることが出来ました。

後に彼は、コーヒーを発見した聖者として崇拝されるようになったのでした。

アブダル・カディー「コーヒー由来所」より