アイスコーヒーのはじまり

こんにちはナヤキコーヒーです。
8月に入り本格的に夏の暑さが強くなってきましたね。
そんなあつ〜い日のはアイスコーヒーのお話はいかがでしょうか?

本日のコーヒーブレイクはアイスコーヒーのお話です。

アイスコーヒーはどこで初めて飲まれ始めたのでしょうか?

その最も有力な説は、アルジェリアの〈マサグラン〉という飲み物だそうです。
 
1837年、灼熱の地アルジェリアに駐留していたフランスの植民地部隊は、コーヒーに氷や砂糖、リキュールなどを加えて〈マサグラン〉を作り出しました。コーヒー文化が暑い国へ行って変化を遂げたのです。

マサグランがアイスコーヒーの起源とは断定できませんが、実際に文献などに残っている冷たいコーヒー飲料としては一番古い物となっております。

日本におけるアイスコーヒーは、大正時代にコーヒーを冷やして飲み始めたのが発祥とされていますが、全国の喫茶店で一般的になったのは、昭和30年代に入ってからで、本格的に普及したのは、1970年代以降です。

戦中や戦後間もなくは、コーヒーの輸入が少なく高価だった為、大豆やチコリが代用としてアイスコーヒーが作られました。こうした代用コーヒーは風味に劣るため、当時のアイスコーヒーには予め砂糖が入れられていた様です。

また、戦後の喫茶店ではホットコーヒーよりアイスコーヒーの方が価格が高い飲み物でした。
氷というものが現代よりは高価であった事とコーヒー豆の焙煎によって水分が多く抜けるため、1杯当たりのコーヒーの原料価格がホットコーヒーよりアイスコーヒーの方が高くついたせいでした。

当初アイスコーヒーは、夏場に熱いコーヒーの売り上げが落ちる傾向にあったのを、暑い時にもたくさん飲んで貰える様にとの夏季限定での販売が主流でしたが、1980年代以降はオールシーズン扱うお店の増加と共に、何時でも楽しめるメニューとして定着して現在に至ります。